平賀がアシスタントディレクターの清水に手招きをする。みゆきはスカート
を正して、膝頭の絵を両手で隠した。清水がギョロッとみゆきに目を落とす。
うつむいたみゆきは、いやらしい視線を感じた。清水にだけは悟られたくない
と、みゆきは思う。
「赤いマジックあったよな。それと、ハサミと絨毯両面」
「マジック、極太になりますけど、良いですか」
平賀は頷いた。みゆきは極太という言葉に上目遣いで清水を見た。清水と瞳
が合う。清水が鼻から息を抜いた。
清水は極太のマッキー赤色と、絨毯両面テープ、ハサミをテーブルに置く。
また清水の蔑んだイチベツをみゆきは感じた。
みゆきは自分の体が小さくなるのを見つめる。このまま消えたい。
CM開け、雛壇のコメンテーターと平賀が台本通り番組を進めていく。猿の生
態について有識者の教授がリモートで語った。平賀が手持ちぶさたになる。赤
いマッキー極太で平賀が手遊びを始めた。平賀はもともと岸部シロー方式をと
っているので、ほとんどしゃべらない司会者だ。存在価値だけで仕事をまわ
す。平賀がうんと頷けば番組は締まる。
平賀が三枚目のクローバーを赤色に塗り始めた。台本通りなら、当分平賀に
話は振られない。
「ぁ、ぁ、あン」

管理人の声エフです。幼稚園児の頃から、眠る前にエロ妄想をしていた園児のなれの果てが書いた官能小説です。読んでいってください。