「あの、今、何時ですか……」
景子と呼ばれた看護士は無表情だ。
「……六時です…………」
「ここは、ここはどこですか?」
「……十四階の、ナースステーションのバックヤードです」
「ブラインドを開けてもらえませんか……」
「……自動で閉まるので、無理です…………」
巾着にされていた時間が長かったので聖子は外の様子が知りたかった。太陽が見たい、月でもいいから見たい。
「……食べませんか…………」
景子に即されて、聖子はお重の蓋を開ける。上等そうなウナギがびっしり詰
まっていた。箸を入れると、柔らかく焼きあがったウナギがうまそうだ。聖子
の瞳に、また涙がわいてきた。
死にかけたけど、生きている。一口、ウナギを食べると底知れない食欲がわ
いてきた。景子と目があって、聖子は涙目に笑顔を返した。
私は生きている。

管理人の声エフです。幼稚園児の頃から、眠る前にエロ妄想をしていた園児のなれの果てが書いた官能小説です。読んでいってください。