by声エフ
エスカレーターに乗ると、美緒は蛇のような目で振り返って、聖子を見た。
聖子は目をそらした。
「わかってると思うけど、もう、後戻りはできないわよ」
「で、でも、私にはできません…………許してください、美緒様」
「ダメよ、私と一緒に思い出をつくるのよ。共通の秘密を分かち合うのよ」
美緒は肩に掛けた、小さなショルダーバックから長財布を抜き出した。
黄色い皮の長財布を聖子の顔の前に差し出した。
「お金は出すから、バイブを買ってきて。堂々とやれば何の問題もないわ」
聖子は瞳を閉じて、長財布を受け取っる。聖子の両手は震えていた。
「ちゃんと、後ろについて行くから、心細くないでしょ」
「は、はい……」
聖子は半泣きで返事をした。
エスカレーターで5階まで上る。玩具売場に入った。
美緒は聖子に前を歩かせる。
「左よ」
美緒に言われるまま、聖子はふらふら歩いた。股間に何か挟まっているよう
だと聖子は思う。股がぬるりとした。
「あ、はい…………」
セーラー服やブルマーの体操服、メイド服がずらりと壁に掛かっていた。着
丈のやけに短いナース服も並んでいる。棚にはきれいな発光色の瓶、ローショ
ンだろうか。得体の知れない漢字で書かれたチューブがならんでいる。右手の
スペースには、おしゃれな筒が並んでいた。
聖子にはこんなモノが男性には必要なのだろうかと思えた。聖子はまっすぐ
歩こうと思ったが、見るものすべてがイヤらしくてふらふらしてきた。後ろか
らついてきているだろう美緒の気配を感じた。振り返るのが聖子は怖かった。
1章の㉖につづく
管理人の声エフです。幼稚園児の頃から、眠る前にエロ妄想をしていた園児のなれの果てが書いた官能小説です。読んでいってください。