肛看護師の聖子~プロローグ③~

         プロローグ③



「やぁねぇ。私のバイブ、汚さないでよね」
「は、はい。す、すいませんっ」
 美緒の四十八とは思えない美脚が目に入った。スーツで身を包んだ筋肉質の
ボディーライン、異邦人のような彫りの深い目鼻立ちは、誰をも萎縮させる。
そしてサディスティックな蛇の眼が聖子を射抜いた。
「すいません。わたし、そんなつもりじゃ……」
「あ、そう、そんなつもりね――」
 美緒は能面の顔になり考えるそぶりをみせた。
「いいわ、そのバイブ、あなたにあげる。だって人が使ったバイブなんて、ふ
つう、気持ち悪くて使えないものねぇ」
「す、すいません……」
 汗が首筋から豊満の胸の谷間に流れるのを聖子は感じた。
「高岡さんは使えるのよね、他人が使ったバイブが。高岡さんは変態だからそ
のほうが燃えるのかしら」
「普通、使わないわよね。他人の使用済みバイブ」
「いえ、はい……」
 聖子は正座をして女王の次の言葉を待った。
 変態と呼ばれたことでさらに萎縮してしまう。
「じゃあ、あたしに、新しいバイブを買ってくれるわよね。このバイブ、あた
しが買うとき、とてもはずかしかったのよ。今度はあなたが買ってくれるわよ
ね?」
「は、はい。え、そんな、わたし無理です」
「嫌とは言わせないわよっ。いくらしたと思ってるの、このバイブっ」
 美緒は語気を荒げた。
「は、はい……」
 よりにもよって美緒の持ち物を舐めてしまったことを後悔して、聖子は小さ
くなった。消え入りそうだった。


            1章の①へつづく

管理人

管理人の声エフです。幼稚園児の頃から、眠る前にエロ妄想をしていた園児のなれの果てが書いた官能小説です。読んでいってください。

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