伊野霧は爽やかだった。本当のロリコンは伊野霧のような人かもしれない。
そんなことより、聖子は初めて自分で稼いだ実感に浸った。大事そうに両手
でお札をたたんだ。ワンピースのファスナー付きポケットにお札を入れる。聖
子はポンとポッケを叩いた。増えたらいいなと思うが、増えはしない。
美緒が伊野霧においとまを告げた。
「それでは、伊野霧様、次の病室へ参ります。ありがとうございました」
「おお、ユキノちゃん、他の男に気をつけな、バイバイ」
「バイバイです――」
ユキノと景子に続いて、聖子は頭を下げて廊下に出た。
「疲れたでしょ、聖子」
「は、はい……いえ」
美緒は冊子を聖子に見せる。
「メニューがあるのよ、見る?」
「メニューですか……」
その冊子には、フェラチオからセックス、その他の激しいプレイに値段がつ
いていた。アナルセックスは一番、破格で二十万円と書いてある。前の性器に
よるセックス、七万円より、アナルの方が高いのかと聖子は感心した。アナル
には、浣腸込みと書いてある。
聖子は戦略的に考えねばならないと思った。自分の精神が、もつのかわから
ない。
「フェラチオ、一万円のコンボが楽ですよ。でも、ご主人様の要求には逆らえ
ませんから――」
ユキノが軽く言った。景子も頷いている。
「フェラチオでいきましょう」
聖子は真顔だった。
「聖子、そううまくはいかないわ。ご主人様しだいよ」
美緒も真顔だった。

管理人の声エフです。幼稚園児の頃から、眠る前にエロ妄想をしていた園児のなれの果てが書いた官能小説です。読んでいってください。