美緒は新しい藤色のパジャマを聖子のそばに置いた。ナースステーションの
奥にある保護室のセミダブルのベットの上に、巾着にされたまままの聖子が置
かれている。美緒はハサミを使って聖子の巾着をほどいた。
聖子の目に天井の蛍光灯が飛び込んでくる。聖子は目をパチパチと瞬いた。
聖子は小鳥のように口をパクパクして新鮮な空気を吸う。聖子は生き返ったと
思った。六畳ほどの保護室に美緒とメイド看護士、四人が、ベッドを囲んで立
っていた。聖子は身体を丸くして顔を覆った。美緒が聖子の頭を優しく撫た。
「景子、聖子に今日のアガりを見せてあげて」
景子は無表情に「……ハイ……」と答えた。
封筒に入った札を景子は聖子の横に置く。
「聖子、百万ほどあるわ、あなたの今日の稼ぎよ。悪くないでしょ」
聖子は顔を覆っていた手をはずして、そばに置かれた札束を見つめた。
「悪くないでしょ。まあ、つらかったでしょうけど……」
「ここで働けば、若いうちに、一財産つくれるわよ。わかる?」
聖子は困惑した。一財産つくれる、うんこを人前で漏らして? 人間でなく
なる、でも……お金は欲しい。
「どうすればいいんですか。美緒様、私には、わかりません」
聖子の頬に涙がこぼれた。
「お金、必要なんでしょ。ここにいる子は皆そうよ。あなただけじゃないわ」
「美緒様…………」
「さあ、パジャマに着替えて。お腹すいたでしょ。食べて忘れなさい」
メイド看護士がベッドの上に簡易テーブルを置いて鰻重らしきものを置い
た。
「景子、後は頼んだわよ」
景子と呼ばれた看護士を残して、美緒達は部屋を後にした。
聖子は破れたワンピースを脱いでパジャマを着た。景子がワンピースを回収
する。聖子はブラとショーツがないのが心許なかった。
セミダブルのベッドと、むきだしの便器しかない白い部屋を聖子は見まわ
す。外界とつながる外窓にはブラインドが降りていて時間の感覚が聖子にはな
かった。

管理人の声エフです。幼稚園児の頃から、眠る前にエロ妄想をしていた園児のなれの果てが書いた官能小説です。読んでいってください。