「ほう、いいかっこしてるね。新人が入ったのかい、総長?」
山岡竹忠が女のような高めの声で興味をしめした。
「でかいケツだな。たまらんね」
この病棟の患者の中で一番若い、確か先週、誕生日で22歳になったときい
た浜田功貴が片方の唇を曲げた。
「イヤ――、美緒様、ほどいて、ほどいてください――」
美緒が台車のとってを蹴りつけた。
「ヒィ――――」
聖子が変な悲鳴をあげた。
「やーねー、変な声出さないでよ、聖子」
「うぅ――――、イヤぁ――、うぁ――」
竹忠が笑みを浮かべた。
「そうか、聖子っていうのか。そそるケツだね、なぁ功貴」
「たまんねーな、バイブ好きなのかい、こいつ」
美緒がうやうやしく頭を下げた。
「聖子といいます。今日から、皆様のお世話をさせますケツ女です」
「ほう、ケツ女か。親父、見てみなよ――」
後から聖子のまわりに加わってきたのは、山岡竹忠の父親、山岡敬輔と、絞
め殺したインコのような風貌の田中秀平だった。インコはきゃっきゃっとけた
たましく聖子の台車を蹴り続ける。
「やめて、イヤ、コワイ、イヤ」
それをガマガエル体型で上背が2メートル近い、山岡敬輔がたしなめた。
「秀平、やめないか、柴村のじいさんにどやされるぞ」
秀平が後ろを振り向くとリクリエーションルームの奥、座敷の間から老人が
目を細めていた。秀平は視線を外す。
「もう、やめて、見ないで、コワイ、美緒様、やめさせてください」
「まだ、何もしてないわよ、聖子」
聖子は巾着の中で頭を左右に振った。
3章の⑳へつづく

管理人の声エフです。幼稚園児の頃から、眠る前にエロ妄想をしていた園児のなれの果てが書いた官能小説です。読んでいってください。