by声エフ
朝の4時、病院の正面にあるロータリーで、張り型とお団子バイブ入りの袋
を美緒は聖子に持たせた。
「いいのよ、持ってきなさい」
「で、でも…………」
「秘密を共有するのよ。これから楽しくなるわ」
「は、はい…………」
美緒は片手を上げて赤いアルファロメオで走り去った。
聖子は怖い人と秘密を共有してしまったと思った。一方で、美緒は良い人な
のかもと一瞬思ったことを自分に戒めた。良い人が手錠を使ったり、張り型
を、ローターを使ったりしない。犬に噛まれたと思って忘れようと考えた。
ロータリーでは顔見知りのタクシー運転手が3人たむろしていた。
聖子はペコリと一番古参の運転手に頭を下げた。
「よっ、懐かしい、色っぽいね」
「え?」
聖子は頭を指さされて気づいた。ピンクのナースキャップが髪に乗っていた
のだ。
「あ、いえ、すいませんっ」
聖子は下半身がキュンとした自分を呪った。
どれだけたまっているのかと。
病院のトイレに駆け込むと、聖子はズレた口紅に驚いた。トイレットペーパ
ーと水でなんとかルージュを薄くした。
ナースキャップをはずすと丁寧に折り畳んでワンピースのポケットに入た。
後日、美緒にナースキャップを返そうと思った。
2章の①へつづく
管理人の声エフです。幼稚園児の頃から、眠る前にエロ妄想をしていた園児のなれの果てが書いた官能小説です。読んでいってください。